女性がかかりやすい病気

4月 27th, 2016

男性よりも、女性の方がなりやすい病気というのはたくさんあるものです。しかも、その多くが命にかかわるようなものであり、特に気を付けなければいけません。男性よりも女性の方がなりやすいというのは、遺伝子の違いや女性ホルモンがその原因だと言われています。
たとえば、骨粗鬆症です。骨粗鬆症は、男性に比べて女性の方がおよそ13倍も罹患しやすいと言われており、女性の病気と言っても過言ではありません。骨粗鬆症というのは骨がスカスカになってしまう病気であり、著しく骨が弱くなってしまう恐ろしい病です。そもそも、女性の骨というのは男性に比べて細く小さいため、その分脆い構造を持っています。そんな中で、閉経期における身体の変化やホルモンバランスが崩れることによって骨密度が衰え、その結果として骨粗鬆症に陥ってしまうというわけです。骨密度には、ホルモンが密接に関わっています。閉経などによってホルモンが乱れやすい女性の方が、男性よりも罹患率が高いのです。
とりわけ、女性ホルモンというのは、骨粗鬆症以外にも多くの病に関わってきます。たとえば、片頭痛も男性より女性の方がかかりやすいとされているうえに、その原因は女性ホルモンです。頭の側面やこめかみにかけての慢性的な痛みが、片頭痛と言われています。これには、エストロゲンという女性ホルモンが大きく関わっており、排卵期などにこのエストロゲンが急激に下がってしまうことによって引き起こされます。女性がいつまでも健康でいるためには、女性ホルモンがキーワードになってくるのです。